好きな顔について

「自分が好きだと思った異性の顔を9人分集めてみて。きっと共通点が見つかって面白いから」と友人に言われたことがきっかけで、好きな顔について真剣に考えたことがある。けれどパソコンの「好きな顔」フォルダの中は寂しいくらいデータが少ない。集め始めてから半年以上経つのに、フォルダに輝かしく保存されたのは山田哲人と小川泰弘だけである(ああ、ヤクルトスワローズ)。そもそも「好きな顔」と言われてもぱっと思いつかない。もしかして今まで人の顔をろくに見ていなかったのではないだろうかと思うくらいである。

それでもその2人からなんとか共通点が見つかった。それは「ある程度ぽってりした唇で、笑うとパッと口元が広がる」という点である。けれどデータが2人分だけではなんとも仮説の域を出ない。もしかしたら目や輪郭にも好きなタイプが存在するのかもしれない。好きな顔を知るのは案外難しい。

例えば「好きな芸能人は誰ですか?」という質問に対して、舘ひろし、ジョージ・クルーニー、高田純次、と名前を挙げ連ねるのは簡単だけれどそれは彼らの人柄や演技や雰囲気に惹かれているのであって、顔は大した理由ではない(もちろん見た目も素敵だけれど)。顔だけで判断したら彼らのことを好きになっただろうか?と聞かれたら答えに詰まってしまう。顔だけで判断するのも難しいのである。

そんな折、事件が起きた。まさに好きとしか思えないような顔に出会ってしまったのである。雷に打たれた・・・という表現はまさにこの瞬間のためにあった。ユ、リ、イ、カ!幸か不幸か相手は名前も知らない男性で、運が良ければ会う機会があるくらいの距離感である。写真を撮るのは難しいけれど、時々観察できるだけでもありがたい。私が彼を見ているとき、唇を凝視していることに気付かれなければいいのだけれど。

私の好きなポイントはやはり唇らしく、そのひとの唇は官能的な曲線をしている。官能的な曲線とはどういったものかというと・・・この話は長くなるのでまたの機会にする。

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