トレーニング・ライフ

昨年の私の密かな悩みは疲れやすいことだった。急激な気温差、低気圧、花粉、女性の生理現象。どれひとつとっても「ある程度は仕方がない」と思うのだけれど、何回も体調を崩す自分にうんざりしてしまった。そこで今年のはじめに思い切って挑戦したのが筋トレだった。

これはなかなかの挑戦だった。なぜなら学生時代体育が苦手だったから。苦痛でしかない持久走、痛いだけのバレーボール・・・。なぜ暑くても寒くても問答無用で生徒を外に出そうとするのか。体育が苦手=運動能力がないという図式を抱え込んだまま生きてきたのだ。そのうえ筋トレなんて、いかにもマニアックな人がやるものだと思っていた。

でもやっぱり体力をつけたい。そんなとき運良く高校時代の友人がトレーナーとして働いていると知った。私は彼にお願いしてトレーニングメニューを作ってもらい、試しに三ヶ月続けてみようと決意したのだった。それが案外続けることができて、そろそろ一年が経とうとしている。

当たり前だけれど筋トレは筋肉痛になるし、慣れないうちは全身がぐったりしてしまうくらい疲れる。そこをぐっと堪えて続けているとそこまでヘトヘトにならなくてもできるようになってくる。重たいダンベルがあげられるようになり、意識して腹筋を使えるようになる。時々メニューを更新してもらってもう一段落ヘビーにする。また身体が悲鳴をあげる。でも続けるとできるようになる。その繰り返しである。

筋トレの良いところは思い立った時にできること、自分のペースでできること、身体の変化を実感できることだと思う。具体的に言えば最初はスクワットするだけで辛かったのに片足でスクワットできるようになり、今は20kgのバーベルを担いでスクワットしている。確実に進化している。運動が楽しいと思えるようになったのも大きな収穫だった。身体を動かしていると気分が大きく変わるし、自分が少しだけ強くなったような気持ちになる。実際、風邪気味でも軽く身体を動かしたら翌日元気になることが何度かあった。ようやく人並みの体力がついてきた・・・かもしれない。

こんなことを書いているけれど最近は忙しくて週一のトレーニングがやっとになっていた。メニューもそろそろ更新しなければならない。「何を倒したいの?」「これ以上強くなってどうするの?」なんて周囲からは言われるけれど、とんでもない。私はまだまだ修行中のか弱い女性です。

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