ケーキ

焼きたてのケーキのように生地が落ち着いていないので、落ち着かないなりに書こう。

人生で初めて、年越しの瞬間を空の中で迎えた。綺麗な太陽を見て、物事を今までよりも気長に進められるような気がした。常に安定し続けることは難しくても、大樹のようにタフで、穏やかにいられる自分もいる。きっとだいじょうぶ。

家に戻ると、弟がピアノを弾いていた。ショパンのバラード1番も弾いていたので、思う存分質問する。小指の動かし方、二鍵同時押し・・・。普段電子ピアノばかり触っていると、アップライトを触ったときの音の大きさに驚く。それにしても、あの曲は一年も練習すれば弾けるようになるという母の言葉には首を縦に振れない。手の大きさではなく手の筋肉の柔らかさが大事、という言葉は参考にしよう。でも、筋肉を柔らかくするというのは具体的にどうすればいいのだろう。

母の作ったケーキを食べた。相変わらず美味しい。そういえばスポンジケーキは久しく焼いていない。生クリームをかけると日持ちしないし。弟からプレゼントを貰って、そういえば誕生日だった、と思い出す。二十九歳の滑り出しは好調だと思う。それにしても息抜きし過ぎて、色々なことが放置気味なので、もうしばらく休んだら取り掛かろう。

今は休もう。

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