野球を観た。9回で追いつかれたけれど、なんとか勝利。ものすごい暑さ。ビールを飲んだあとに、脱水になる気配がしたのでジンジャーエールを飲みつつ、延長戦まで観戦。
ゲームの内容ではなく、風景として記憶に残る試合だった。こういうことは時折ある。どうしてこんなにくっきりと思い出せるんだろうと驚くくらい、鮮明に思い出せる風景がある。海とか夜の車の中とか、校庭とか。
誕生日からちょうど半年経ったことを、野球の帰り道にふと思い出した。あの冬は、もっと将来に対して悲観的で、楽なほうに逃げるような弱さがあった気がする。
今は、悲観的であると同時に楽観的かもしれない。悪いことはどうしてもやってくるので、ぱしぱし振り払えばいいと思っている。広い意味での家をつくりたがっている。再定義と同時に。マフィアなのか、ビッグママなのか、という言葉はわりと的を得ているかもしれない。本当は透明になりたいけどそれは少し先の話になる。
楽なほうには逃げたいけれど、他人に愚かさを許すほど卑小であるのは嫌だと思う。
一年前のことを遡ってみたら、梅酒を作るための瓶を探しまわっていた。この頃は本当に酷かった。今年はもうひと回り大きい瓶を買ってもいいかもしれない。