ファウストの死

往こうか、戻ろうか、
決心がつかないのです。
大きな担々たる道の真ん中で、
足許がよろよろするのです。
段々方角がわからなくなって、
見当が全く狂ってきて、
自他の荷厄介になり、
息をしながら息苦しい想いで、
窒息はしないまでも生きた心地がしない。
絶望はしないが、釈然とはせず、
絶えず右往左往して、
諦めるには辛く、無理にやるのも厭で、
解放されたかと思うと束縛され、
睡りも浅く、心から休まれず、
だからその場で立ち往生で、
とどのつまりは地獄行きなのです。

 

女神が何人いても足りない。

めずらしく友人にご飯を作ってもらった。おいしくてたくさん食べて、そのあとはまた素晴らしいお酒をたくさん飲んだ。

色々な面倒事を、なんとかなぎ倒して、静かに本を読んだ。書いているときはやっぱり頭になかなか入ってきてくれないのだけれど。それでも手にとるようになったのだから一段落したのだ。そう思うことにする。

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