家から人が出て行く。そして新しい人がやってくる。
薬膳鍋を作ろうと言い合い、燻製をする計画を立てて、花火をするから帰ってこいと遠方の人に連絡をする。
ただ個が集まっただけでなく、そこで何が起こるか試してみるという甘ったるいのでもなく、何かもっとあやしい、よくわからないものがある。新しい関係性はとっくに生まれている。
ひとつやりたいことがある。個に依らないということ。人の動きに左右されず「易きに流れた」結果であること。
あまりにも暑くて久しぶりに動けなくなった。昨夜はカネタタキの鳴き声を聞いた。あの虫はどこで雨宿りをしていたのだろう。ハクビシンたちも。