始発で鳥取へ。
空港の名前が鳥取砂丘・コナン空港になっていた。
変わらず空港の周りには何もなかった。
何もない。ただ空と山が美しくて、少し行けば宝物のような海がある。
祖母も祖父も、もういないのに、帰ってきたと思えるところ。
想定の範囲内だった面倒と、範囲外だった面倒。
あんまり帰れなくてごめん、とお墓の前で泣きそうになるかとおもいきや、元気な子供がいてくれたので精神的に楽だった。死の儀式に、若者がいるのはいいことだと思う。
ここ三日間、睡眠リズムが狂いまくっている。
友人からアドバイスを幾つか貰った。注射を打ち、旅の支度をする。
あまり認めたくなかったけれど夏はもう終わろうとしている。次の夜へ。