結局日曜日は海へ行った。もはや宿命的としか思えないような流れで。朝さっぱり目覚めて、家事を片付けて、海へ行った。けれど海というよりは考えごとを見ていた気がする。どうしてこう、色々と思い出すのか。
帰り道に横須賀線から、上手く出来過ぎた月を見た。ひたすらオルハン・パムクを読んだ。読書のスピードは下がっていたと思う。
今日はなぜか、予定よりもたくさん食べた。二ヶ月後のことは知らない。
そこにいけば私がいるという思い込みを全て裏切りたいと思うのは、ものすごく子供じみている。香水のせいかもしれない。