手紙

こんばんは。

つい先日までお風呂に浸かりながらカネタタキの鳴き声を聞くのを楽しみに過ごしていたのですが、最近になって彼らの鳴き声が聞こえなくなりました。近所に生息しているのはわかっているのですが、もっと良い聞き手を求めて移動してしまったようです。そういえばうちの周りにはコオロギがいません。他の秋の虫たちはいるのに。不思議なものです。

今日、国葬が行われたようです。ようです、というのは私はテレビ中継など一切見ておらず、ニュースも流し読みする程度なのでどうも実感がわかず、このような書き方になってしまうのです。この話題について私が何よりも実感するのは、近しい思想の人間しか自分の周りにはいないということです。この話題は聞くだけでうんざりする、16億もかけてまでやることか、と嘆いても「お前はけしからんやつだ」という人は一人もいません。私は故人を1ミリも支持していませんでしたし、少なくとも適切なプロセスを経て至ったとは感じられませんでした。けれど国葬するべきという人々が世の中には少なくないようです。選挙のときも同じことを感じますが、考え方も生き方も全く人間がいて当たり前なのです。その当たり前のことを時々忘れるからこんなに疲れてしまうのかもしれません。

ところで16億と聞いたとき、あなたは何を思い浮かべましたか。私はビヨンセでも呼ぶのかと思いました。まるでスーパーボウルのハーフタイムショーです。実際、調べてみたところ、2020年のハーフタイムショーは1300万ドル(およそ18億円)ほどしたそうです。国葬の主な費用は警備にあてられるので比較対象としては不適切ですが、やはり派手な催しくらいしか比較対象として想像がつきません。

ちなみにこの2020年のハーフタイムショーはシャキーラとジェニファー・ロペスが主役でした。文句のつけようがない、素晴らしいショーで、トランプ政権下で「うんざり」していたアメリカ国民をどれだけ喜ばせただろうと思いました。是非YouTubeで見てみてください。ついでにNetflixで「ハーフタイムショー」というドキュメンタリーも見てください。NFLもNFLなりに、当時苦労があったことが伺えます。

週末に鍼灸院に行く予定です。鍼なんて怖い…と昔は思っていましたが、どんなことがあっても心身を整えて今日を生きなければなりません。今まで感じたことのある痛みや悲しみに比べれば鍼なんて「屁」みたいなものでした。あなたももし疲れているのであれば是非鍼灸院に行ってみてください。肩こりにてきめんに効きます。

穏やかな時間を過ごせるよう祈っています。

めずらしくSFの小説を読んでいる友人より

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